花の酔

 しだれ桜の描かれた屏風を背に、根結い垂髪の女性が、
 脇息にわずかに肘をかけて坐している。
 白の小袖には、桐の文様が胡紛で描かれており、紅の紐に
 下げられた鈴は、醍醐の花見の折りに豊臣秀吉が、花から
 鳥を守るために張りめぐらしたという「護花鈴」に違いない。
 秀吉一世一代の豪奢を極めた花見を背景においた作品である。

 頬をほんのりと上気させながらも、知性と気品をたたえた
 この女性は、独り宴の喧騒から離れ、花の香りに酔うている
 かのようだ。

 散りかかる花びらと、屏風画中の花との境を紛らすという
 一種トリッキーな、計算し尽くした構図。
 時代考証の綿密さ。
 歴史人物への共感。
 すでに後年の靫彦を特徴づける要素は出そろい、なおかつ
 ふくよかで若々しい精彩感に満ちている。

        
庄司淳一(宮城県美術館学芸員)氏付属解説書より抜粋


 
【 彩美版とは 】

 
画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された
 新時代の画期的な技法による複製画です。
 最新のデジタル画像処理技術と高精度プリントにより、原画の
 持つ微妙なニュアンスや作家の筆使いといった絵の鼓動までも
 が表現されています。


 安田靫彦

 1884 東京・日本橋に生まれる
 1898 紫紅会を結成
 1912 「花の酔」を制作
 1914 日本美術院の再興に参加
 1922 新潟・出雲崎に良寛堂を設計
 1938 第二回文展出品
 1941 再興第28回院展に出品 朝日文化賞を受ける
 1944 東京美術学校の教授となる
 1948 文化勲章を受賞
 1950 文部省文化財専門審議会の専門委員となる
 1958 日本美術院の初代理事長に就任
 1964 再興第49回院展に出品
 1965 東京藝術大学名誉教授となる
     「菖蒲」制作
 1967 法隆寺金堂壁画再現模写を前田青邨と共に総監修
 1968 皇居に完成した新宮殿千草の間に歌額「万葉秀歌」の
     書を納める
 1978 死去 享年94歳


 原画所蔵

 宮城県美術館

証 明

 桐箱蓋裏に著作権者承認印・限定番号付き証明貼付け

 版 式

  彩美版・シルクスクリーン手刷り
 限 定:200部


 画面寸法

 天地:80.0cm×左右:32.0cm

 表装寸法

 
天地:173.0cm×左右:49.0cm

  用 紙

  代用特殊絹本

 表 装

 天 地:利休鼠地綿支那パー
 中廻し:素色箔入小唐草緞子
 風帯・一文字:牙地横蔦唐草
  箱 :柾目桐箱(タトウ付き)


 
※万が一生地が品切れの場合は、同一品質・似ている模様の生地を使用する
   ことがございます。ご了承くださいませ。

 企画制作

 共同印刷株式会社



●こちらの作品はお届けまでに3~7日程お時間をいただきます。







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